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超音波・・・人には聞こえない高い音
前回このように説明したが、それではもっと詳しく説明しよう。
人に聞こえる音の高さには限りがあり、
低いほうで20ヘルツ(ヘルツとは音の波が1秒間に振動する回数(周波数)を表す)、
高いほうで2万ヘルツくらいまで。
こうした音を「可聴音」というが、
逆に人の耳に聞こえないほど低い音を「超低周波音」、高い音を「超音波」と呼ぶ。
音の正体は、空気の「波」なのだ。
さて自然界には超音波を使う生き物がいくつかいる。
代表的な生き物の中に「コウモリ」がいる。
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を思い出す方もいると思う(ちょっと古いが・・・)が、
コウモリはとても神秘的な生き物なのだ。
コウモリは自分の目にたよらず、自ら発する超音波のはね返りを聞き取って、
物にぶつかることなく飛べることはよく知られている。
その他にも、すばらしい能力を持っている。
コウモリは真っ暗闇の洞窟の中でもちゃんと自分の子供を見つけることができる。
寒さから赤ちゃんを守るために、コウモリは集団でお産をするのだが、
たくさんの同じような赤ちゃんコウモリの中から間違えずに自分の子供を探し出すのである。
この不思議な力も超音波による交信能力で行われていることが明らかになった。
コウモリは超音波を喉(のど)からだすが、これが暗闇の中では人間の目に匹敵するほどの実力を示す。
超音波はその性質上、すぐに消失してしまいあまり遠くまでは届かない。
そのため、コウモリは近くの情報は超音波で、
遠くは目(目も十分見える)で確認と、使い分けている。
暗闇の中で蛾(ガ)などの昆虫を補食するのにも、超音波が使われている。
コウモリはその体に似合わず大食いであるが、
蛾(ガ)などが活動する時間帯は夕方から夜であるため、
目による補食が不可能なため超音波によりその存在と位置を確認し補食している。
しかしこのコウモリの超音波を避けるため、
一部のガ(蛾)やカ(蚊)が、ある不思議な行動をとるということが知られている。
それは蛾(ガ)が死んだフリをすることでコウモリの超音波から逃れているというのである。
コウモリの超音波を蛾(ガ)にあてると、なんと蛾(ガ)がふらふらと落ちてきたのである。
今度は蚊(カ)にコウモリの超音波をあててみる。
すると蚊(カ)も全く飛ばなくなくなったのである。
カもじっとすることで、超音波から身をかわしていたのだ。
自然界にはコウモリのように超音波を使う生き物、
そしてそれを聞き取り身を守る生き物、さまざまな生き物が存在する。
超音波とは、ただ単に人間が聞こえないだけで、自然界にはいっぱい存在するのかも知れない。
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番外編~コウモリ駆除・撃退法?~
日記にこのネタを記載した際に、
「自宅にコウモリが住み着いてしまい困ってます。どうやったらいなくなるでしょう?」と言う質問をいただきました。
そこで、いろいろ調べてみた結果をお書きします。
コウモリ自体は、害虫などを食べてくれるので人にとっては益鳥(?)という話ですが、
やはり屋根裏などに住みつかれるとその糞尿が問題になります。
匂いもでますし不潔ですよね。
そこで対処法(駆除・撃退・退治という言葉は使いたくないので)ですが、
「日本に生息するコウモリはすべて鳥獣保護法によって保護されているので、
コウモリを勝手に退治することはできず、触るのにも許可が必要」(未確認)
という話もありますので、簡単に殺したりはできません。
コウモリの出入り口を塞げばいいんじゃないか、と言う話も見かけましたが、
これも下手に塞いで中で死なれてしまうと不衛生ですから、あまり勧められたものではありません。
そこで他サイトで勧められていたのが、
ネズミ等を駆除・撃退するのに使う超音波撃退機でした。
上記のように、コウモリは超音波を使って獲物を捕まえたり子供の居場所を確認したりしますので、
超音波撃退機で混乱するので住めなくなるのではないか、という話でした。
ただし確認は取れていませんので、ご自分の責任に於いておためし下さい。
もし結果が分かりましたらお教え願えると嬉しいです。
ではでは
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次回はイルカについて話すこととしよう。お楽しみに
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